エスジェイ(@esjganae)です。
最近はレトロフリークで遊んでいます。
ドラクエシリーズも2~4までファミコンで購入したのでいずれプレイしようと思っていました。
初期のドラクエやFFはリメイク版では遊んだことがありましたが、ファミコン版は遊んだことがなかったので初プレイです。
ドラゴンクエスト2 ファミコン版の感想
主なゲーム内容
前作のドラゴンクエストの続編です。
大きくドラクエ1~3はロトシリーズとして一括りにされています。
時系列的には、3→1→2とされており、2はロトシリーズの中では一番最後の時系列となります。
ドラゴンクエストの勇者がりゅうおうを討伐した数百年後の世界の話のようです。
今作から始めて仲間を作り冒険ができるようになり、敵の数も1体だけだったのが複数出てくるようになり、より戦闘難易度が上がります。
さらに、前作よりも圧倒的に探索できるエリアもボリュームアップしており、謎解きが難しくなっています。
同じロトの勇者の血を引く王子と王女を仲間にしたら、世界をめぐり紋章を集めていきます。
船入手後は順不同で攻略できるので自由度は高めです。
主な感想
今でも普通に楽しめクオリテイにはありますが、今やるにはとにかく仕様がいろいろと悪いです。
当たり前といえば当たり前なのですが、ファミコンの頃のゲームなのでいろいろと改善した方が良い点も多いです。
復活の呪文
セーブ機能はその典型ですが、レトロフリークでやる場合は、本体セーブができるので復活の呪文は基本的には不要です。
ですが、「みずのはごろも」の入手だけは一度ログイン(復活の呪文を入力)し直さないといけないので水の羽衣を入手するためには一回は復活の呪文を入れなけれなばなりません。
かつての子供たちはこの呪文を写メもなしに紙に書き写してやっていたと思うと、発狂ものです...。
そのほか気になった細かい仕様の不具合
・装備の確認方法
武器防具の装備を毎回1つずつ確認しないといけない仕様や、装備して攻撃防御が上がるのかどうかも装備して確認するまで分からないという仕様は、今の仕様に慣れてしまっていると気になりますね。
・話かける
いちいち話したい人の前に立って「はなす」コマンドを入力しないと会話できないというのも今やるとイライラしてきますね。
・戦闘中の攻撃選択
ガンガンいこうぜなどAI選択はいっさい使えませんし、選択した相手を途中で倒した場合、その相手に攻撃したりと、このあたりの仕様も後の作品では改善されていきます。
・呪文の選択ミスでもMP減る
ホイミやキアリーなどを間違えてHP満タンの仲間や毒になってない仲間に使った場合でもしっかりとMPが減ってしまいます。この仕様もリメイク作品では改善されています。
雑感
正直、攻略チャートを見ないで全クリするのは不可能なレベルだと思います。
まあ実際は本気で探しまくって、時間をかけまくれば無理ではないのかもしれませんが・・
ネットもない時代で、復活の呪文を毎回いれなければならない劣悪な環境の中でもクリアした猛者がいたと思うと、やはり昔の人はすごかったんだなと思ってしまいます。
アイテムを使う場所、落ちてる場所がほぼノーヒントだったりするし、ルーラも前回セーブ(復活の呪文を聞いた)した場所にしか戻れないので行きたい場所へ辿りつくのも一苦労です。
と、実際にやってみると主に仕様面での文句が永遠に出るレベルにイライラさせられたりもしましたが、それでも最後までプレイできてしまうのは、やはりドラクエやFFが今でも続く独自の世界観を確立できているからなのかもしれませんね。
おそらく他のファミコンの理不尽なRPGとか今やったら5分で電源を切ってしまうレベルだと思います。
のちのドラクエシリーズに通ずるRPGの醍醐味がいろいろと詰まっています。
1つの仕掛けをクリアしたときの達成感もありますし、攻略チャートに頼らずにクリアすることの醍醐味があるかもしれません。
ただ、ドラクエ2は最後のラスボス戦まで強いボスキャラがまったく登場しないので、そのあたりのゲームバランスはやっぱり後のシリーズと比較すると、まだまだ模索中の作品という印象もあります。
総括
以上、ドラクエ2ファミコン版をほぼクリアまでプレイした感想でした。
いろいろと理不尽さを感じながらも終盤までプレイできるのは、独自の世界観や本質的なRPGの楽しさが詰まっているからなのだと思います。
仲間とともに冒険し、レベルを上げて強敵を倒しダンジョンを攻略し、難解な謎を解き明かしていく。
まさにRPGの教科書といって良いような作品です。
何事も歴史を知ることでより楽しめるという意味では、ファミコン版のドラクエをプレイしてみるのも良いかもしれません。
今回はレトロフリークのセーブ機能にかなり助けられましたが、ファミコンで普通にプレイしていたらとてもじゃないですがクリアはできないと思います^^;