大魔王「デスタムーア」とは?夢と現実を支配した最も狡猾な黒幕

【ドラクエ6】ラスボス・大魔王
ドラゴンクエスト第6作目『ドラゴンクエストVI 幻の大地』の最終ボス「デスタムーア」
現実の世界だけでなく、人々の意識が作り出す「夢の世界」までも支配しようと企んだ恐るべき大魔王です。
ムドーやジャミラスといった強力な魔王たちを部下として各大陸に配置し、自らは狭間の世界から二つの世界を掌握していました。玉座に座る老人のような第一形態から始まり、歴代でも珍しい「パーツが独立して動く」最終形態へと変貌を遂げる、非常にインパクトの強い魔王です。
勇者の誕生を事前に潰す「異常なまでの慎重さ」
デスタムーアの最大の魅力は、歴代魔王の中でも群を抜く「狡猾さと慎重さ」です。
過去の魔王たちが勇者の成長を放置して倒された反省を活かしたのか、彼は勇者たちが強くなる前に「転職できるダーマ神殿」「強力なアイテムをくれるメダル王の城」「究極呪文マダンテを継承するカルベローナ」などを、自らの脅威になるとして真っ先に封印・滅亡させています。この徹底したリスクヘッジから、ファンの間では「歴代で最も有能な魔王(社長)」とも評されています。
デスタムーアの強さと形態変化・攻略のコツ
デスタムーア戦は、全3段階の形態変化に加え、最終形態の特殊な仕様によって多くのプレイヤーを全滅の危機に陥れました。
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トラウマ級の「第3形態」と顔・両手の連携プレイ

第一形態(老人)、第二形態(筋肉質な魔獣)を苦労して倒した後に現れる第三形態は、「本体(顔)」「みぎて」「ひだりて」の3つのパーツに分かれた異形の姿です。
それぞれのパーツが独立して行動するため、1ターンに最大3回?4回の猛攻を受けることになります。本体が「凍てつく冷気」や「マダンテ」を放ち、手が「正拳突き」や「叩きつけ」で大ダメージを与えてくる息の合った連携プレイは、まさに絶望的でした。
攻略の鍵は「ひだりて(ザオリク)」の撃破とマダンテ
最大のトラウマ要素であり攻略の鍵となるのが、パーツの倒す順番です。
「ひだりて」は完全蘇生呪文の『ザオリク』を、「みぎて」は全体回復の『ベホマラー』を使用し、なんと本体や片手をお互いに蘇生・回復させてしまいます。そのため、まずはザオリクを使う「ひだりて」を最優先で集中攻撃して倒すことが必須の戦術です。バーバラの「マダンテ」など、超強力な全体攻撃を惜しみなく叩き込む総力戦が求められます。
語り継がれる名言・トラウマ要素
「ひだりては ザオリクを となえた! デスタムーアは よみがえった!」
デスタムーア自身のセリフではありませんが、この絶望的なシステムメッセージこそが、ドラクエ6における最大のトラウマと言っても過言ではありません。やっとの思いで本体を倒したのに、残った手が本体をHP満タンで蘇生させた瞬間の「コントローラーを投げたくなる衝動」は、全プレイヤー共通の思い出として語り継がれています。
その後の作品での活躍・豆知識
デスタムーアの強烈なインパクトは派生作品でも健在です。大ヒット作『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』では、真の最終ボスとしてプレイヤーの前に立ちはだかりました。
また、スーパーファミコン版ドラクエ6では、第二形態が使ってくる「突進」のアニメーションが異常にカッコいいと、当時からドット絵の評価が非常に高い魔王でもあります。徹底した管理能力と絶望的な蘇生コンボは、まさに大魔王の風格十分です。

